» d.o.c.g. ” BAROLO ”

[Yossan’s Original] “ Barolo Vintage Chart ”
バローロ・ヴィンテージ情報まとめ

ヴィンテージ・バローロの陳列

ワイン・ショップのうたい文句に踊らされ続けた20年。
多くの散在と反省をもとに作成した、オリジナルのバローロ・ヴィンテージ・チャートです。

年100本以上、長いテイスティング経験の中には、感動的なワインも、凡庸なワインも、たくさんありました。
かなり個人的な主観が混じっていますが、ネット・オークションやレストランでワインを選ぶ際に、ご活用くだされば幸いです。
 

有名ワインの受賞履歴

ワインごとの受賞履歴をお調べになりたい方は、こちらの検索サイトが参考になります。 約2,000本のイタリアワインの受賞履歴が検索できます。

 
「ヤフオク!」などのネットオークションで人気のワインを見比べたい方は、こちらをご参照ください。

 

イタリアワイン法が定めるバローロの規定について

D.O.C.G.バローロに関する定義をコンパクトにまとめています。

 

バローロ生産者名一覧

有名バローロの生産者の名前を、所在地別にまとめています。「伝統派VSモダン」といったワインのスタイルも、簡単に比較できます。

 

バローロとバルバレスコ、産地による違い

バローロとバルバレスコの有名産地に関する「テロワール」の違いを、サクッと知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。

 

イタリアの銘酒、「バローロ」のヴィンテージ・チャート

※1970年以前のヴィンテージについては、出展元の資料を参照にしています。

Year Point Memo
2014 【予測】残念な年。2002年ほどではないけど、収穫には恵まれなかった。どこまで、セラーワークでリカバリーできるかは、生産者の「腕」次第。2015年に期待したい。
2013 ★★★ 【予測】良年。ベストではないが、前年よりはるかに良い。翌年は記録的な悪天候な年となったため収量減となりそう。ピエモンテのワイン好きな人にとっては、多めにストックしていたほうがいいかも。
2012 ★+ 不運は続く。悲惨な前年を下回る更なる不作の年。
2011 ★★ 異常気象による猛暑。記録的な不作の年。ナトゥラリスタ達には厳しい年となりそう。
2010 ★★★+ 夏以前の長雨は、9月の乾燥によってリカバリーされたが、収穫は遅れた。生産者の話を総合すると、均整の整ったワインとなりそう。樹齢の高い、高地の畑のワインが狙い目。
2009 ★★★★ 2000年代最後の「パーフェクト・イヤー」となるのは間違いない。イタリアは9月の異常気象により葡萄の生産量は著しく低下したが、ピエモンテはよかった。
(2015.10.17更新)残念ながら長期熟成に不向きなものが見受けられるので★1つダウングレード。チェレットのプリッコ・ロッケ、P.スカヴィーノのブリック・デル・フィアスクが良い。
2008 ★★★ 雨が多く心配させられた年。夏場の強い暑さのおかげで、葡萄は見事に復活。
(2015.10.17更新)クラシカルで、落ち着きのある味わいへと変化しそうな兆しあり。★1つアップ・グレード。
2007 ★★★★ 暑い年だが、力のある生産者は上手くリスクヘッチしている。全体的なワインの出来としては中の上。
ヴィエッティのヴィッレーロ・リゼルヴァ が、ガンベロ・ロッソで最終優赤ワインに輝いた。
2006 ★★★ 夏場、暑すぎた年。 ハイ・アルコーリックなワインとなった生産者多い。ワインにエレガントさを求めるならば、南向きや標高が高い畑のワインは敬遠したほうがよいかも。
むしろ、Barbarescoがオススメ。
2005 ★★★ 生産者の実力が試された年。テクニカルなアプローチを行う生産者は、そこそこのバランスが保てている。ブルーノ・ジャコーザは、この年の自社ワインを高く評価している。
2004 ★★★★+ 高いレベルでバランス良し。アルド・コンテルノは、フラッグシップの ” Granbussia “ を造らなかったが、同等レベルの ” Romirasco ” を造った。
2003 ★★★ 暑い年。高所より低地の造り手のワインが狙い目。飲み頃を早く迎えそう。
2002 天候不順により、テクニカルなアプローチが功を奏した年。比較的早い時期に飲み頃をむかえそう。
2001 ★★★★★ パーフェクト・イヤー。かなりタニック。モンフォルテ村やセッラルンガ村に畑がある、伝統派バローロの飲み頃は、25年位先だろう。
2000 ★★★★+ 当初はパーフェクト・イヤーと言われたが、2001年に比べマッチョ。バルトロ・マスカレッロの ” Barolo “ は、かなり攻めた造りとして好評。ブルーノ・ジャコーザの赤ラベルのバローロは、ワイン・スペクテイター誌で100点満点をたたき出した。
1999 ★★★★+ 全体的にタニックな造りのものが多いように思える。長期熟成に期待。
1998 ★★★★ 高いレベルでバランス良し。造り手は選びたい。ドリアーニ地区になるが、キオネッティのドルチェットは10年に一度の出来栄え。
1997 ★★★★★ ビッグなバローロの年。評価高い。
1996 ★★★★★ 黄金の6年の幕開け。’97ヴィンテージに引けをとらない素晴らしい年。長期熟成型。
バルトロ・マスカレッロのアートラベル ” No Barriques, No Berlusconi ” が登場した年。
1995 ★★ 造り手によって差のある年。それまで不作が続いていたためか、ややオーバーレートされている感あり。
1994 Small Vintage too delicate
1993 ★★★ 狙い目の年。悪くない。やや小降りだがバランスが良い。既に飲み頃に入っているワインも少なくない。
1992 Small Vintage too delicate
1991 no comment
1990 ★★★★★ パーフェクト・イヤー。今飲み頃を迎えつつある。モダン・バローロはそろそろ落ちかかる頃。伝統派の力のある生産者のワインは、まだクローズ。
1989 ★★★★★ 栄光の年、90年が高く評価されるが、同等以上のクオリティ。通好みな出来映え。
1988 ★★★ 狙い目の年。やや小降りだがバランスが良い。
1987 エタノール事件の年。全くの風評被害であるが、前年末の嵐によって葡萄の木々は軒並みなぎ倒され、生産者達を多いに苦しめた。この年、ジャコモ・コンテルノは、奇跡的な” Monfortino Riserva”を造った。
1986 Small Vintage チョイスが難しい年。ギャンブル。造り手や畑によって大きく差がある。
1985 ★★★★★ ビッグ・バローロの年。80年代の中では非常に評価が高い。
1984 Small Vintage too delicate
1983 造り手により大きく差のある年。
1982 ★★★★★ 80年代最高の年。良い造り手のものは、今飲んでもまだまだフレッシュ感がある。
1981 Small Vintage too delicate
1980 ★★ この年の7月1日、D.O.C.G. Barolo が制定された
1979 ★★★★ ジャコモ・コンテルノ” Cascina Francia “ で「Riserva」と「Monfortino」を造っている良年。
1978 ★★★★★ 70年代最高の年と言われる。ややタニック。バローロではないけど、ジャコモ・コンテルノのバルベーラは凄かった。
1977 Small Vintage too delicate
1976 Small Vintage too delicate
1975 Small Vintage too delicate
1974 ★★★ 良質かつ、タニックな年。飲み頃を迎えている。
1973 Small Vintage セッラルンガの偉大な造り手カッペッラーノといえど、ワインとしては枯れてしまっていた。しかし、「カッペッラーノらしさ」は十分に感じさせる味わい。
1972 Small Vintage too delicate
1971 ★★★★★ 戦後最高、と謳われた年。高レベルでバランスのとれたバローロ。今のタイミングで飲む場合、造り手によっては「へたり」が出てきているものあるので注意必要。
1970 ★★★★ 良年。ジャコモ・コンテルノはノーマルクラスのバローロで” Riserva “を造っている。また、1985年までボトリングされたなった、” Monfortino Riserva “ は、今飲んでも全然元気!
1969 ★★ no comment
1968 no comment
1967 ★★★ 良年ではあるが、厳格さのないバローロはすでにヘタリが出始めている。むしろより酸の強いバルベーラ種の方が、本来の魅力を発揮している。
1966 Small Vintage too delicate 
この年の4月23日にD.O.C.Baroloが制定された
1965 Small Vintage too delicate
1964 ★★ no comment
1963 Small Vintage too delicate
1962 Small Vintage too delicate
1961 ★★★★ no comment
1960 Small Vintage too delicate
1959 Small Vintage too delicate
1958 ★★★★ no comment
1957 ★★ no comment
1956 Small Vintage too delicate
1955 ★★★ no comment
1954 Small Vintage too delicate
1953 Small Vintage too delicate
1952 ★★+ no comment
1951 ★★ no comment
1950 ジャコモ・コンテルノは、ノーマルのバローロでRiservaを造っている。
1949 no comment
1948 no comment
1947 ★★★★★ 出典:Enoteca Regionale del Barolo Web too delicate The historical Baroloより
1934 ★★★★
1931 ★★★★★
1929 ★★★★
1927 ★★★★
1922 ★★★★★
1919 ★★★★
1917 ★★★★
1912 ★★★★
1907 ★★★★
1905 ★★★★
1898 ★★★★
1894 ★★★★★
1887 ★★★★
1879 ★★★★
1868 ★★★★★

 

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