[満員御礼] ” Serious Natural Wine Tour 2014 “

SeriousNaturalWineTour2014
イタリアン・ヴィンテージ・ワインを愛でる会、ご出席の皆様へ4月5日土曜日のワイン会のリストです。

今回は「シリアス・ナチュラル・ワイン・ツアー」と題し、本物志向のナトゥラリスタのワインを中心に愉しんで頂きます。

Denis Montanar (Borc Dodon)

フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のアドリア海に近い町、アキレイア。
フォロローマノの遺跡のある、古い漁師町です。

この地で代々、トウモロコシ等の穀物農家を営んでいたモンタナール家。
本格的にワインの生産を始めたのは、現当主のデニス・モンタナールの代になってからです。

絨毯のようにフワフワに柔らかい素晴らしい土壌の畑で、完全無農薬のトウモロコシを作っていましたが、その畑の一部を使い、自家消費用のワインを造っていました。

自分たちが普段食べる小麦もトウモロコシも、はちみつも、ハムも、(その豚も)、全て自家製・手作りです。
ワイン造りも、自然とともに生きる、彼らの循環農業の中にあります。

彼の名を一躍世界に轟かせたのは、地葡萄レフォスコ100%で造った赤ワインです。
そのクオリティは、あのミアーニのカルヴァーリをも、凌ぐと言われています。

自家消費用ワインの延長上の生産量であり、毎年リリースされるワインのスタイルが異なるため
マニアの間では、文字通りの幻のワインとなっています。

»生産者の詳細を知りたい方は、訪問した時の様子を参照ください。

テイスティングするワイン

  • 2009 Uis Blancis
  • 2002 Refosco

Bressan

「俺にとっての最大の敵は、もはや(ありとあらゆるテクノロジーを駆使する)
 大手などではなく、むしろ“自然派”を語り、俺からしたら受け入れがたい
 醸造学的欠陥を持ったワインを、消費者に“ナチュラルに造られたワインだから”
 と言い訳しながらワインを売っている、“エセ自然派生産者”なのかもしれない。」
「葡萄酒蔵ゆはら」さんのメルマガより拝借

と豪語する、フルヴィオ・ブレッサン。
ブレッサン家はハプスブルグの時代にもワインを収めていた、由緒正しき生産者です。

歯に衣着せぬ発言でFB上でも大炎上を繰り返す、話題の人物ですが、ワインに対する情熱は、誰にも負けません。

僕が奴の家に行ったとき、「リリース前のワインで、今は少量しかないんだけど」と言って、目を輝かせながら飲ませてくれたのが、このモスカート・イストリアーナという品種で造ったワインでした。

この葡萄は、その当時、甘口用のワインとして好んで飲まれていたそうですが、時代とともに姿を消してしまいました。

一旦はこの地から姿を消したこの品種をフルヴィオが復活させ、更に辛口の食中酒へと仕上げました。

単なるビッグマウスでなく、本物のエノロゴとしての才能を如何なく発揮した、「鬼気迫る作品」です。

»生産者の詳細を知りたい方は、訪問した時の様子を参照ください。

テイスティングするワイン

  • 2011 Rosantico

Borgo Del Tiglio

-フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州-

問題児フルヴィオ・ブレッサンも「彼は凄い!」と尊敬する、生産者の一人、「天才」ニコラ・マンフェラーリ。

このワインは、2010年のワイン会にも登場して、非常に評判がよかったので、再登場してもらいます。
»生産者の詳細を知りたい方は、訪問した時の様子を参照ください。

テイスティングするワイン

  • 1997 Collio Rosso Riserva

La Castellada

-フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州-

いつもお世話になっている、ゴリツィアの「巨匠」ニコ・ベンサのワインです。(ラディコン、グラヴナーと並び評されるフリウリを代表する偉大な造り手です。)

ピノ・グリージョ、シャルドネ、ソーヴィニヨン、トカイ・フリウラーノ のブレンド。
2003年は非常に暑い年でしたが、腕のある生産者達にとっては、10年に一度あるかないかの、当たり年となりました。

凄まじいテンションを秘めたこのワインは、醸造家ニコ・ベンサの代表作の一つになると思います。

 生産者の詳細を知りたい方は、訪問した時の様子を参照ください。

テイスティングするワイン

  • 2003 Bianco della Castellada

その他

その日のお楽しみです。
※参加人数によっては、種類本数に増減があります。

伝説の2010年の「フリウリ・ワイン会」

懐かしい。
これ、「フリウリ・ワイン会」で出されたワインです。
生産本数が少なすぎて、デニス本人も「飲んだことがない」と語る、”ALI” もありましたね。
妥協なきフリウリワイン会2010年
今回も前回と同じ生産者が多いですが、異なるワインが大半です。
熟成もさらに進み、きっと新たな発見が多いことでしょう。
それにしても、今みると、圧巻のラインナップですね。


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